五色台で連続セミナー 開発史から民俗、養蜂など多角的視点で再発見

  • 2025年5月2日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 連続セミナー「五色台から考える」が5月10日から、高松市と坂出市の境に位置する五色台の山上施設で始まる。主催は瀬戸内海歴史民俗資料館(高松市亀水町、TEL 087-881-4707)。(高松経済新聞)

 瀬戸内海歴史民俗資料館

 香川県出身の建築家、山本忠司により設計された同館。1973(昭和48)年に開館し、昨年12月、国の重要文化財に指定された。同セミナーは重要文化財指定記念事業の一環として行う。

 1回目のセミナーは五色台少年自然センター(生島町)研修棟で1964(昭和39)年に開通した「五色台スカイライン」をはじめとする1960~70年代の五色台開発の状況などについての講座を同館の松岡明子館長が行い、その後センターを見学する。以降、5月24日に白峯寺(坂出市)で徳島文理大学の上野進教授による「四国遍路と五色台」、6月7日に歴史民俗資料館で同館職員の田井静明さんによる「五色台周辺の民俗」、7月5日に五色台ビジターセンター(坂出市)で「中田養蜂場」(中山町)の田中祐社長による「養蜂から五色台を考える」のセミナーを開催する。単体の参加もできる。

 松岡館長は「五色台山上の寺院や施設、関係機関によって構成する『五色台活性化の会』によって全4回のセミナーを開く。当館は学びの場として1960~70年代の開発の中で開館した。五色台からは美しい瀬戸内海の眺望も見える。現地でセミナーを開くことで五色台のことや山上の施設のことを知ってもらう機会になれば」と話す。

 いずれも10時開始。参加無料。電話やウェブで要事前申し込み。

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