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アートをコンセプトにした京都のカフェ「sui東山」のスイーツや空間にうっとり

  • 2021年11月11日
  • ことりっぷ


2021年4月、京都・東山エリアにオープンしたカフェ「sui(スイ)東山」。さまざまな芸術作品をイメージした、アートな料理や空間が素敵だと注目を集めています。季節ごとに異なる芸術家にスポットを当てているため、その時々で内容ががらりと変わるのも魅力。2021年の秋は、ミュシャの作品を表現したスイーツやアルコールドリンクがいただけるなど、期間限定のメニューや空間を楽しみに何度も訪れたくなるようなカフェです。
京都市営地下鉄東山駅のほど近く。三条通に面した「sui東山」は、アートをコンセプトにしたカフェ。季節ごとに有名な芸術家を1人取り上げて、彼らの作品を料理で表現しています。メニューの内容は、スイーツや軽食、ドリンクなど季節によって異なるのも特徴。訪れるたびに、わくわくとした気持ちが味わえます。
趣向を凝らした美しい見た目の料理は、アート好きはもちろん、普段あまり触れることがないという人でも気軽に楽しめます。アートに興味を持つきっかけ作りにもぴったりなカフェです。
町家をリノベーションした2階建てのお店には、アンティークの家具や照明、ステンドグラスなどが取り入れられ、洗練された空間が広がります。
「sui東山」では、内装や音楽も芸術家の作品や生涯から着想を得て、メニューと一緒に変わります。また、京都の若手を中心に、現在活動しているアーティストの作品も展示。五感でアートを堪能でき、贅沢なひとときが過ごせます。
2021年秋にスポットを当てるのは、アルフォンス・ミュシャ。「新しい芸術」を意味する「アール・ヌーヴォー」の代表的な芸術家として知られ、美しい曲線や色彩を用いた作品が愛されています。
「sui東山」では、ミュシャの作品をイメージして作られたスイーツとアルコールドリンクが期間限定で登場。作品の神秘的でやわらかい女性のイメージから、店内には花や蝶のモチーフを取り入れ、音楽は讃美歌のような雰囲気がただよう曲がセレクトされています。ミュシャの作品をモチーフにしたメニューや空間は、2021年12月頃まで楽しめる予定です。
パフェは、ミュシャの「シャンパン・ホワイトスター」をモチーフにしたもの。ぶどうを持った女性を表現したパフェには、ぶどうをはじめ、いちじくやシャインマスカット、りんごなど秋を感じるフルーツをふんだんに使っています。絡みついたツタは、ねじったパイ生地を使って表現。ほかにも、アイスやゼリー、ナッツなど盛りだくさんな味わいや食感がグラスにぎゅっと詰まっています。
タルトは、ミュシャの「桜草」をイメージしたもの。洋梨やオレンジ、シャインマスカットであたたかみのある色彩を、フルーツを丸くくり抜くことで作品のやわらかさを表現しています。マンゴーアイスに止まる蝶は女性をイメージし、手に持った花も見事に再現されています。
スタッフの方がメニューのもとになったミニサイズの絵画を持ってきてくれるのも嬉しいポイント。すみずみまでこだわられているメニューと一緒に見て楽しんでみてはいかがでしょうか。
スコーンやシフォンケーキなど、季節を問わず味わえるメニューもあります。「夜空のゼリー・クリームソーダ」は2021年の夏限定メニューとして提供していたもの。終了後もお客様からの多くの反響があったことから復活したメニューなのだそうです。
ドリンクのモチーフは、ゴッホの「星月夜」です。濃いブルーは、マメ科の植物・バタフライピーで色付けしたゼリーで表現。ぶどうのリキュールも使い、甘すぎずさっぱりとした味わいが広がります。三日月型のクッキーも手作りで、ゴッホの繊細なタッチを再現しています。
季節ごとに変わる美しいメニューと空間が魅力的な「sui東山」。今後もスポットを当てる芸術家や作品によってさまざまなメニューが登場するので、楽しみが尽きないカフェです。その時々のテーマについては、「sui東山」のInstagramやTwitterをチェックしてみてくださいね。
お店の周辺には、「京都市京セラ美術館」や「京都国立近代美術館」など複数の美術館が点在しています。一緒に立ち寄ってアートづくしな一日を過ごしてみるのもいいかもしれませんね。

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