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能登かきガンガン焼きも〈SAKANA&JAPAN FESTIVAL2024 in 代々木公園〉が開催

  • 2024年2月16日
  • コロカル

新鮮な魚介グルメを味わえる4日間

全国各地の魚介グルメが一堂に会する〈SAKANA&JAPAN FESTIVAL2024 in 代々木公園〉(以下、魚ジャパンフェス)が、2月22日〜25日の期間に開催されます。

2019年2月に第1回が開催された〈魚ジャパンフェス〉は、コロナ禍を経て2023年2月に4年ぶりに復活。

姉妹イベントと合わせた累計来場者数が約167万人にのぼる日本最大級の魚介グルメフェスティバルです。

今回の開催では、東日本大震災からの復興応援を目的に「常磐もの」と呼ばれる福島県産の魚介を使った料理が味わえる〈発見!ふくしまお魚まつり〉が同時開催となるほか、高校生が考案した福島県の特産品を使ったスイーツが楽しめる〈ふくしまスイーツフェスティバル〉が初開催されます。

過去に開催された〈魚ジャパンフェス〉の様子。

過去に開催された〈魚ジャパンフェス〉の様子。

日本最大級の魚介グルメフェスティバル

マグロやサーモン、カニ、イクラなど、全国各地から集まった旬で新鮮な魚介を海鮮丼や海鮮ラーメン、海鮮パエリアといった和洋中の料理で堪能できる〈魚ジャパンフェス〉。

今回の開催では、能登半島地震で震度6強の揺れに見舞われた石川県七尾市からも、名産〈能登かき〉の生産者〈三次水産 能登牡蠣養殖場〉(以下、三次水産)と〈木村功商店〉の2ブースが出店します。

〈三次水産〉の能登かきガンガン焼き。

〈三次水産〉の能登かきガンガン焼き。

世界農業遺産「能登の里山・里海」に認定されている七尾湾は、海域の栄養が豊かなことからカキの養殖が盛んで、旨みたっぷりに育ったカキを目当てに、毎年多くの観光客が訪れます。

しかし、今回の地震で養殖施設が大きな被害を受けたうえ、観光客が訪れることは難しい状況が続いています。

〈三次水産〉によると、旬の1〜3月は年間売上の7割以上を占める書き入れどきで、廃業に追い込まれる生産者も出かねない状況といいます。

被害を受けた作業場で出荷再開の準備を急ぐ〈三次水産〉。

被害を受けた作業場で出荷再開の準備を急ぐ〈三次水産〉。

そんななか、〈三次水産〉では作業場の復旧など出荷再開の準備を進めており、「こんな時だからこそ、おいしいカキを届けたい」と、予定通り出店を決意。

同じく出店を決めた〈木村功商店〉の木村功さんも、「今年もおいしいカキが育ったので無駄にはしたくない」と話します。

当日、各ブースではお取り寄せの申し込みも受け付け予定とのことなので、会場や自宅で〈能登かき〉のクリーミーで濃厚なおいしさを味わってみてはいかがでしょうか。

そのほか、北海道・三陸地域の厳選された魚介料理を集めた「食べて応援!ニッポンの幸」エリアでは、中国による輸入停止の影響を受けている北海道・青森・宮城のホタテを使った料理を提供するブースが多数出店されます。

〈青森県漁業協同組合連合会〉のホタテバター醤油焼き。

〈青森県漁業協同組合連合会〉のホタテバター醤油焼き。

殻付きの浜焼きやバター醤油焼き、ホタテグラタンなどバラエティ豊かなメニューが勢揃いするということです。

さらに、マグロの解体ショーが見どころの、紀州・和歌山のマグロ専門店〈和歌山 黒潮市場〉も出店します。

紀州・和歌山のマグロ専門店〈和歌山 黒潮市場〉

生マグロの水揚げ量日本一を誇る勝浦漁港で水揚げされたばかりの生本マグロの中から、マグロを知り尽くしたプロが脂ののったものを厳選して調達し、会場に直送。

さばきたての新鮮なマグロを海鮮丼やお寿司で味わうことができるといいます。

また、豊かな自然に恵まれた福島県西郷村からは、阿武隈川の清流で丹精込めて育てられた〈メイプルサーモン〉が新メニューを追加して再登場。

福島県西郷村〈メイプルサーモン〉

サステナブル(持続可能)な漁業によって漁獲されたアラスカ産の紅鮭イクラを使った名物メニュー「天然!アラスカ産紅鮭のこぼれいくら丼」も、再び登場します。

「天然!アラスカ産紅鮭のこぼれいくら丼」

「エルトラゴン」ブースでは、直径1.5メートルの巨大パエリア鍋で最大200人前を一度に調理した「常磐ものアンコウパエリア」の提供もあるなど、注目メニューが目白押しの4日間となりそうです。

「発見!ふくしま」の公式キャラクター・めっけちゃんを野菜などの具材で描くパエリアアートも披露。

「発見!ふくしま」の公式キャラクター・めっけちゃんを野菜などの具材で描くパエリアアートも披露。

同時開催される〈ふくしまスイーツフェスティバル〉では、福島県大熊町のキウイや富岡町のパッションフルーツ、楢葉町のサツマイモをそれぞれ使ったスイーツ3品が各1000個限定で販売されます。

〈ふくしまスイーツフェスティバル〉各1000個限定スイーツ3品

2023年8月に福島県で開催された、キウイ、パッションフルーツ、サツマイモをそれぞれ使ったスイーツづくりのコンテスト〈スイーツ甲子園 ふくしまチャレンジカップ〉で、各町賞に輝いた高校生3組と、その審査員を務めた3人の著名シェフのコラボレーションによって生まれたスイーツも見逃せません。

657組の応募の中から、決勝大会で大熊町賞・富岡町賞・楢葉町賞をそれぞれ受賞した高校生の皆さん。

657組の応募の中から、決勝大会で大熊町賞・富岡町賞・楢葉町賞をそれぞれ受賞した高校生の皆さん。

スイーツの力で、それぞれの町の特産品のおいしさを広く知ることが東日本大震災と原子力災害からの復興を応援することにつながるはずです。

北は北海道から、東北・北陸・関東・近畿と全国各地の海の恵み、そして福島県の里の恵みを一度に味わえる贅沢な機会。

この時期ならではの旬のおいしさを味わってみませんか?

information

SAKANA&JAPAN FESTIVAL2024 in 代々木公園

開催期間:2024年2月22日〜25日

開催時間:10:00〜20:00(最終日は〜18:00) ※営業時間は予定

会場:代々木公園イベント広場〜ケヤキ並木(東京都渋谷区神南2-3)

入場料:無料 ※飲食代別途・現金または電子マネー、QRコード決済

Web:魚ジャパンフェス 特設サイト

writer profile

Mae Kakizaki

柿崎真英

かきざき・まえ●ライター。宮城県仙台市出身。2019年よりフリーランスライターとして、東京を拠点に活動中。月刊誌やニュースサイト編集者としてのバックグラウンドを活かして、Webメディアや雑誌などに寄稿を行う。

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