9月に入り、キャンプシーズンも落ち着いた頃ですが、今年は自然災害が立て続けに日本を襲い、キャンプやアウトドアの予定にも影響が出ているかと思います。
夏のはじめには酷暑・大雨、一番最近では8月28日に発生し9月4日に四国・近畿地方(大阪では6月18日に大阪府北部地震が起きたばかり)を台風21号が猛威を振るい大きな被害を被った。未だ台風後の復旧もままならない中、今度は9月6日に北海道で大地震が発生し、救助・復旧に追われる日々、いずれも甚大な被災状況です。またこれまでは新潟中越地震、東日本大震災、熊本地震は記憶に新しいところで、私は阪神淡路大震災で被災し、幼いながらも、食事面で困った記憶があります。
災害時、キャンプどころではないと思われる方もいると思います。災害後の生活というのは、今まで持っていたものが壊れたり、なくなったりすることで、今までとは違う生活が始まることになります。そんな新しい生活にキャンプという活動は密接に関わっていることは想像できますでしょうか。
キャンプは、寝床を作り、火を使い、食事を作ります。衣食住がすべて詰まった活動を普段の生活圏からあえて離れてやっていることになります。またソロキャンプという活動もありますが、概ね家族や小グループでキャンプをしている人が多いのではないでしょうか。災害時、誰かと協力するというのは生活する上で重要なこと、さらに家族以外の人たちとキャンプをしていれば、コミュニケーション能力も必要になります。
キャンプという言葉には、【楽しい】というイメージが連想されますが、キャンプの活動が災害時にも役に立つことを発見してもらえれば嬉しいです。
Vol.148と自然災害について、テーマが重複し申し訳ございませんが、災害がいつどこで起きるか分からない日本に住んでいること、さらに現在も災害が続く中で、キャンプの役割を再確認してもらえる機会となればと思いました。 Show
日本キャンプ協会のホームページでは、キャンプのノウハウ、安全にキャンプを行うために参考になる情報を無料で提供しています。
日本キャンプ協会WEBサイトダウンロードセンター:
http://www.camping.or.jp/download/