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キャンプの恵み

Vol.112 キャンプ中毒

  • 2016年8月4日
  • (社)日本キャンプ協会

 先日、政府インターネットテレビに出演しました。内容は、夏のレジャー製品の正しい使い方を紹介し、安全にアウトドアを楽しんでもらうというものです。(詳しくは下記のURL*を参照下さい) ちなみにアウトドア用品で危険な使い方の代表挌として挙げられるのが、ガスカートリッジ用のコンロや炭火用の七輪をテント内や換気の悪いところで使用することです。これをやると一酸化炭素中毒を招き、命の危険にさらされることさえあります。これくらいは大丈夫だとか、自分は……というのが一番危ないですよね。

 ところで私は“キャンプ中毒”にならないよう心がけています。この中毒はキャンプが好きすぎて毎日キャンプしてしまう…ということではありません。私が勝手に使っている言葉ですから“緑のgoo”で検索しても出てきません。

 通常キャンプには、様々な役割を担当する人がいます。そして、その中にキャンプ全体を統括するキャンプディレクター(以下CD)という役割の人がいます。総責任者ですから、自分の思い通りに動くスタッフを集めればキャンプの王様になれるし、自分の思い通りにキャンプを展開することも出来ます。もちろんそんなCDには滅多にお目にかかれませんが、まれに王様CDに当たるとやっかいなことになります。
キャンプ中毒  CDという役割はあくまでキャンプ中の話で、キャンプが終わればCDのお役目も終わるというのが普通のお約束事です。しかし、時々キャンプが終わってもその役割に付随する態度・考え方をリセットできないCDがいるのです。
 つまり私はその症状を“キャンプ中毒”と呼んでいるのです。キャンプ中毒による被害は周囲に及びます。日常生活に戻れば周りはキャンプのメンバーばかりではありませんし、無理を言って通じないのも当たり前なのですが…………。
 これはキャンプに限らず、様々な場面で起こりえます。“キャンプ中毒”にならぬよう、意識変換(換気)を心がけ、周りの人(体)に良い空気(酸素)が流れるようにしたいものです。(将)

* 内閣府大臣官房政府広報室:政府インターネットテレビ「正しく使い 楽しい夏を 夏のレジャー製品に潜む危険!

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