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「キャリング・キャパシティー」 とは

読み:
きゃりんぐきゃぱしてぃー

キャリング・キャパシティー(Carrying Capacity)とは、森林や土地などの環境に人手が加わっても、その環境を損なうことなく、生態系が安定した状態で継続できる人間活動又は汚染物質の量の上限を指す言葉で、「環境容量」、または「環境収容能力」などとも呼ばれる。その正確な算定は難しいが、土壌浸食や砂漠化が起こるのはキャリング・キャパシティーを上回る開発が行われた結果ともいわれ、途上国ばかりでなく、先進国においても重要な問題となっている。近年では、観光、とくにエコツーリズムへの関心の高まりとともにキャリング・キャパシティーが論じられるようにもなっている。また、2001年度の環境白書においては、環境容量の指標として、エコロジカル・フットプリント(消費されるすべてのエネルギーや物質を供給し、排出されるすべての廃棄物を吸収するため、通常の技術を持った主体が、継続的に必要とする生態学的生産力のある空間)を使って算出した環境容量が紹介されている。

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