日本カメラが休刊、会社を清算すると言うから事実上の廃刊だ。最終号は今日発売の5月号
その最終号の特集には、「いいなあ昆虫写真」というのが佐藤岳彦君との対談も交え、11ページも掲載されている。昨年のアサヒカメラについで、ついにB5の背表紙があり、中古カメラ店の広告も多い昔風のカメラ雑誌が消えてしまった。まことに残念とというより、コロナの影響も大きいので、やるせない思いだ。
日本カメラとは古い付き合いだが、ぼくの写真が載ったことはそう多くはない。最終号がもしかしたら11ページもあるので、一番たくさん写真が載ったのかもしれない。昨年のアサヒカメラは連載中の休刊だった。両方とも突然の休刊で、編集者もほんの少し前に知らされたのだという。
アサヒカメラの場合は会社は朝日新聞出版だから、正社員は他へ行くことができるが日本カメラは会社そのものがなくなるのだから大変なことである。今は雑誌は正社員は少なく、多くのライターの仕事で成り立っている。ライターの方も、その雑誌に写真を発表していたカメラマンは大変だ。
そして、フォトコンテストを生きがいにしているアマチュアカメラマンも発表の場がなくなるのである。
コロナをきっかけにして、世界は変わってしまうと感じる。一体どんな世界になるのだろうか。ぼくら古い人間には住みにくい世の中になってしまうように思う。
ぼくの公演が宮崎の博物館で25日に行われる予定だったが中止になった。なんだか暗い気分になってしまい。小諸での隠匿生活を余儀なくされている。
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