トリバネアゲハ、Ornithoptera属はニューギニア島を中心にモルッカからソロモンまで分布する大型の大変美しい蝶だ。インドネシア領のニューギニア、その中でも西パプア州はトリバネアゲハの宝庫で、アルファック山脈には5種のトリバネアゲハが住んでいる。2019年の秋にその地を訪れた。トリバネアゲハについては拙著「世界で最も美しい蝶は何か 増補新版」に詳しく載せてあります。
写真の左上はインドネシアからニューギニアまで最も分布の広いミドリメガネトリバネアゲハ。このチョウは平地に多く、アルファック山脈の高地ではそれほど多いチョウではない。右上はアレキサンドラトリバネアゲハとともにメスは世界一大きいとも言われるゴライアストリバネアゲハ。下段左はチトヌストリバネアゲハ。このチョウはアルファック山脈以外の場所にはほとんどいない。右下はゴクラクトリバネアゲハ。ロスチャイルド以外の4種は同じ場所で見られる。こんな場所は他にはないだろう。ロスチャイルドトリバネアゲハはさらに標高が高い2000m以上の一部地域に住んでいる。(標本はロスチャイルドトリバネ以外は他の地域のものです)
西パプアとソロモンのトリバネアゲハの解説付き動画をアップしました
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