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海野和男のデジタル昆虫記

Art of Wildbird

Art of Wildbird
2020年05月13日

日本自然科学写真協会(SSP)会員の水中伸浩さんが初の写真集を出版された。表紙は海外で出版されたのではないかと思うようなデザインで、書名も「Art of Wildbird」。しかしれっきとした日本の出版物で、出版社は青菁社という京都の美術書専門の出版社で自然関係の写真集も多く出版している。格調高い仕上がりだ。Amazonでも購入が可能だ
水中さんは普通種をできるだけ綺麗に、こうあって欲しいという自分のイメージにそって、時間をかけて撮影しているのだという。鳥はこちらの言うことは聞いてくれないから、一枚一枚に相当に時間がかかっているに違いない。ほとんどの鳥の表情が優しく、被写体の鳥の個体とは、顔なじみであるようだ。
写真集には全部で37種の鳥が写されている。地元で撮られた写真という。普通種と言っても、サンコウチョウやクマタカもあるから、誰でもが名前を知っている鳥と言っても良いかもしれない。実際、ぼくでも、写真を見ただけでほとんど名前がわかるから、親しみがわく。こういった写真集の作り方もあるなと思った。
表紙のサンコウチョウは勿論、小さな写真でも、雪の中のマヒワなど、一枚一枚が素敵な写真だ。最近はゴイサギにはまっているという。ゴイサギの写真には、イメージを形にするため、速いシャッター速度を使ったり、スローシャッターを使ったりと、技術的にも素晴らしい作品がある。

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