TG-5が発表された。2年ぶりの新機種だ
TGシリーズはマクロにめっぽう強いカメラだ。防水なので水の中に入れることもできる。
一般にコンデジはマクロに強いが、寄れるのは広角側のみであるのに対し、TG-2以降は望遠側でも1cmマクロが効くようになったので、小さな被写体はマクロレンズで撮るよりも格段に大きく写すことができる。
3年前発売のTG-3で深度合成機能が入り、昆虫写真家には必須のカメラとなった。2年前TG-4はTG-3の進化形だがマイナーチェンジだった。
今度のTG-5は全面的にリニューアルされた新機種となった。そのベーター機を手にしたのは1月だった。画素数はTG-4より減って、TG-2と同じ1200万画素になった。画像処理エンジンの進化もあり、光量の足りないところでの撮影に便利になった。(上のウズマキハムシの交尾の写真はiso800f6.3、下のルリハムシはFD-1使用でiso100F4.9)
最も驚いたのは,撮影した写真に標高までがExifに記録されることだ(温度も表示される)。オリンパスビュアーの最新バージョンで見たら、この写真の撮影地は標高513.5mだった。緯度や経度も勿論読めるし,地図へもリンクしている。自然観察にますます必須のアイテムとなった。logの記録もスライド式のlogスイッチがあってonにしておけば移動したルートも地図上に現れる。深度合成ではFD-1を使ってフラッシュでの深度合成もできるようになった。またカメラ内深度合成はフル画素で出力できるようになった(今までは800万画素)
proキャプチャーモードが搭載された。これはシャッターチャンスを逃さない機能だ。10コマだが遡って記録することができる。これにより蝶の飛翔も撮れるようになった。試用記を呼んで頂ければと思う。
注目するのは動画機能である。4k動画(4K30P)と20秒までだが120fpsのFHD動画が撮れる。
おいおい、各機能についてレポートしたいと思う。まずはオリンパスのページに9日から公開されているぼくのレビュー記事を読んで頂ければと思います。
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