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海野和男のデジタル昆虫記

ペナンの仮設スタジオ

ペナンの仮設スタジオ
2015年10月14日

 ペナンバタフライファームはフルリノベーションでEntopiaとして生まれ変わる。
今年の3月から大規模工事中だ。
 新しく生まれ変わるEntopiaは、恐らく世界最大規模の昆虫園となる。飼育施設も大変充実している。チョウの飼育施設はペナンに8カ所もあり、ものすごい数の蛹を展示と蛹の輸出のために昔から生産している。(年に50万個とか???今はバタフライファームは休業中なので輸出のみ)
 オフイスは前はバタフライファームにあったが、工事のため、今は違う場所に移転。今回、ぼくがスタジオとして利用するのは、チョウの飼育施設ではなく、チョウ以外の昆虫の飼育施設だ。これは昨年作られたもので、計ったら建物だけで400坪ぐらいありそう。
 ホタル、蜻蛉、キリギリス、ナナフシ、カマキリ、甲虫、サソリ、ヘビ、タランチュラ、カメムシなどかなりの種類が飼育されている(これはほとんど展示の準備のため)。
 冷房の効いた部屋、効いていない部屋などがあって、それぞれ飼われている昆虫が異なる。スタッフはこのセクションだけで15名ぐらいいそうだ(チョウの飼育なども含めれば働いている人が120名とのこと)。恐らくは世界で、これだけの従業員がいる昆虫関係企業はないだろう。
 写真中左は蜻蛉の飼育。右はホタル。下左はいろいろな虫。右下はキリギリス類。
 その一角を借りて、簡易スタジオを作った。(上右)今回はキシタアゲハの一生の撮影が目的である。卵から成虫までの孵化や、羽化、蛹化、脱皮などを撮る。
 機材だけで今回は40kgとなる。マイクロフォーサーズなのになぜそんなに重いかといえば、撮影倍率15倍ぐらいまで撮りたいので、最新の機材では不可能で、大昔の銀塩時代のシステムが必要で、ベローズやフォーカシングレールなどがやけに思い。それにライトや三脚もある。古い機材は買い増しができないので、又日本に持って帰るのだから大変だ。

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