マレーシアから戻ったら、「虫から始まる文明論」という本が届いていた。集英社、知のトレッキング叢書の1冊で、著者は奥本大三郎さん。ぼくも口絵で、多少関わっている。
昆虫エッセイで知られる奥本さんだが、虫の宇宙誌以来の本格的な文明論である。奥本さんが昔から言われている、文明も、生き物も、その生きる風土に影響を受けるとの趣旨が全編を通じて軽妙な文章で綴られている。
第7章の「ルイ・ヴィトンはなぜ日本でよく売れるか」はなかなかの力作で、写真を志している人にも参考となる内容となっている。
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