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海野和男のデジタル昆虫記

今秋発売のすごいミラーレス機の話題

今秋発売のすごいミラーレス機の話題
2012年10月29日

 写真は9月に撮影したトノサマバッタのジャンプ。後ろ脚で大地を蹴り,その瞬間に翅を開いて力強く空中へ。現状このような写真を手軽に撮るには、パスト連写のあるカシオのZRシリーズしかない。翅がゆがむことが多いとか、画質に問題点はあるのだが、選択肢が他にないのは寂しい。ミラーレス機でエレクトロニックシャッターモードがある機種ならこういった仕組みを取り入れるのもさほど難しくないのではと思うのだがと思っていたら、ニコンからすごいカメラが発表された。
 ニコン1の最新機種V2だ。画素数も1425万画素と増える。最も期待するのがスロービュー。シャッター半押しで記録をはじめ、秒30コマか60コマで記録し、それをスローで再生、良いシーンでシャッターボタンを押すとその画像が記録されるというもの。いわばカシオのハイスピードシリーズのパスト連写に似た機能だ。半押ししている間ずっと記録し続け、前は消していくカシオと同じようなシステムなら素晴らしいと思う。
 スロービューでシャッター優先が使えるのかどうかがポイントになるが、まだ実機を見たことがないので詳細はわからない。雑誌でテスト依頼が入ったので、近々確かめたい。また640x480で400fpsのビデオが撮れる。(これはあやまりの情報でした640X240という細長い動画でした。残念)。
 今日の写真はカシオのZR300で撮影したトノサマバッタ(1/12000での撮影)だが、このような写真が高画質でV2で撮れるようになるかもしれない。V2のエレクトロニックシャッターは1/16000までのシャッター速度がある。
今年の秋のミラーレスはともかくすごい。オリンパスのE-PL5に60mmマクロの組み合わせでは,高画質マクロでわずか500g程度の身軽さでフルサイズ換算2倍までのマクロが可能だ。そんな写真は水曜までやっているオリンパスギャラリーでの写真展「3人の365日」の中に展示したので見に来て欲しい。大阪のオリンパスギャラリーでは11月21日(水) 19:00〜20:00にトークショー(無料)。大阪の方は参加すれば一日早く写真展が見られる。TEL 03-3292-1934で予約。
 パナソニックからも12月になるが、スマートフォンをモニター代わりにして撮影でき、操作性ではじめて一眼レフ並になったと思うGH3が発売される。GH3はビデオ機能は世界最高である。無圧縮ビデオ、60pでのFHD、操作性の良いレンズ群、これはプロトタイプの作品製作に海野も関与したが、GH3スペシャルサイトにその作品が公開されている。GH3のプロトタイプ機で撮影したビデオもデジタル昆虫記動画にアップした。
 いよいよミラーレス時代がネイチャーフォトにもやってくる予感もする。ミラーレス機をてこに、カメラ業界がもっともっと元気になって欲しい。
 ミラーレス一眼でネイチャーフォトも今日発売。出版記念トークショーとサイン会が11月11日(日)が日本写真学園で行われる。購入者のみ無料でイベントに参加できる。海野も出演の予定。申し込みはリンクから
 また12月1日奥日光ラムサール条約湿地保全シンポジウムが宇都宮のとちぎ健康の森で開催される。その基調講演は「昆虫から環境を考える」と言うタイトルで1時間半ほど海野が行うので興味のある方は参加しよう。参加はこのリンクからメールかFAXで11月15日までに

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