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海野和男のデジタル昆虫記

ニコンD4発表

ニコンD4発表
2012年01月10日

 ニコンからプロ用のD4が発表された。発売は2月16日。
 D4の使用説明書をダウンロードしてみた。動画の1920x1080のクロップモードがどんなものであるか知りたかった。
 クロップモードというのはD4の撮像素子の中心部分を1920x1080で切り取ると言うことであるようだ。焦点距離は2.7倍になるから、ニコン1の1インチ撮像素子で動画を撮ったのと見かけは同じ結果になる。ニコン1に純正アダプターでニッコールレンズを付けたのと同じ画角だ。つまり望遠レンズは,見かけ2.7倍の焦点距離を持つレンズになると言うことだ。
 当然ニコン1より、AF、画質や高感度の点で有利だろう。このモードでは動画は30pや24pでの撮影が可能であるが、残念ながらハイスピード動画は搭載されていない。このカメラの処理能力を考えれば2.5倍ぐらいつまり,ニコン1のモーションスナップ動画程度のスローは可能ではないかと思うのだがどうなのだろうか。スポーツなどではテレビでは,放送用ビデオカメラで可能な機種もあると思う4倍ぐらいのハイスピード撮影を普通に使っていると思う。一眼レフムービーでこれができればすごいなと思った。
 HDMI端子から撮影しながら直接映像を出せるらしい。これは業務用としでは嬉しい規格だ。外部モニターで確認しながら撮影ができたり、外部レコーダーに録画できる。
 スチールは秒10コマ以上の撮影が可能でF8でもAFが追従するという。例えば300mmF4に2倍テレコンで600mmF8である。高感度は今までのD3と比べ、一絞り以上は強くなっているだろうから、手持ち超望遠の撮影にも威力を発揮するだろう。これでHDクロップで動画を撮れば1600mm相当以上というとんでもない動画撮れることになる。
 写真は本文とは関係なく、ミンミンゼミとエゾゼミの顔を正面から深度合成で撮影したものだ。ミンミンゼミ顔にダニが付いていることがわかる。このミンミンゼミは生きているので,深度合成で撮影する枚数を少なくしたら、やはりあまりシャープな画像にはならなかった。
 エゾゼミはベランダで死にそうになっていたものだ。真ん中に3つある小さな目は単眼。明るさなどを感じる感覚器官だ。3つとも同じだと思っていたが,真ん中の目は少し構造が違うように見える。
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