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海野和男のデジタル昆虫記

車エビ

車エビ
2011年01月11日

 東京に戻ってすぐに車エビが届いた。写真家の湊和雄さんからだ。毎年この時期に沖縄からエビを送って下さる。エビは生き物だから、ついた時にいないと死んでしまったりする。だから、届くことは事前にわかっていて、楽しみにチャイムが鳴るのを待っていたのだ。いつもは小諸に送って下さるのだが、今年は東京に送って頂いた。小諸で受け取ると、生きているはずのエビのうち半分近くが死にそうか、死んでいたりする。ところが東京では、1匹を除き全員元気。食べるのが可愛そうなくらいの勢いだ。
 車エビは暖かな地域のエビだから、送られてくる間に低温に会うとまいってしまうのだ。あまり温度が高いのもよろしくないが、東京の冬の気温などはちょうど良いというところだろう。
 たくさんあるので一度では食べきれず、まだ元気だったので目玉の写真も撮影してみた。フォーカスをずらして撮影する方法で、生きたものでも撮れるだろうかとの実験でもある。
 ばたばた暴れることもあるが、そっと置くと、じっとしている時もある。これなら素早く撮影すれば10枚ぐらいはフォーカスを変えて撮れそうだとやってみた。前にも書いたけれど、エビの複眼の一個一個のレンズは四角い。

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