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海野和男のデジタル昆虫記

E-5の高感度特性

E-5の高感度特性
2010年12月01日

 E−5の高感度特性を調べてみた。50マクロにEC14をつけ地面にカメラを置いてライブビューで霜を撮影してみた。ノイズを見るためピクセル1/4倍程度で切り出した。高感度ノイズ除去は標準。
 オリンパスのカメラは高感度にはあまり強くないと言われるがどうだろうか?ぼく自身Eシリーズでは今までISO200が基本でISO400までしか使わなかった。
 ISO200の画質は良い。ISO100もあるが、これはISO200と何ら変わらないと思う。ISO400もノイズはあるが問題がないレベル。800、1600はやはりノイズが出るが、800での出方はE−620などより良さそうだ。1600が意外によい。ノイズはやや目立つが、細かい部分の絵のディテールは崩れていない。これはE-3やE-620、またPENシリーズと大きく異なる。夜間などで十分使えるレベルである。3200、6400は突然盛大なノイズがでるので、あまりおすすめできない。
 E−5はフォーサーズ規格のカメラである。撮像素子が小さいので同じ画角で同じ被写体を撮った場合、同等の被写界深度を得るのには、APSCより1絞り開けて撮る。フルサイズより2絞り開けて良い。これは言い換えれば1段か2段速いシャッター速度が切れることになる。
 だから高感度に強いAPSC機でISO1600を常用したい人は、フォーサーズではISO800にセットして、明るいレンズを使い1段絞りを開ければよい。そういった使い方をすれば、他社の高感度に強い一眼レフと互角に使えるわけだ。
 私感だが現在、高感度特性がよいと考えられるカメラと比べISO200は同等、場合によっては良い場合もありそうだ。400は1段、800〜1600は一段強ノイズが多い。3200以上は2段階以上ノイズが多いと思う。E-5で最高の画質でという場合はIso200の常用がよいだろう。 

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