今回は最初のうちはうまくいかず、場所を変えて再挑戦。何回目かのハチはまっすぐ飛んだ。なんと2回目の飛来で大体の場所がわかり、やがて巣が見つかったのである。ここでお昼の休憩をして、いよいよハチの巣を掘るのだが、これは至って簡単で、拍子抜けしてしまった。煙幕をハチの巣の入り口に突っ込む、巣が大きそうだったので、2本の煙幕を使って、ものの１分ほどで巣を掘り出してしまった。6段ばかりに成長した大きな巣であった。
煙幕でハチは仮死状態に陥り、まったく攻撃する間を与えなかった。写真を撮るのであれば、それなりに掘りかたを工夫しなければならないが、プロはこれほどまでに簡単にやってのけるとは驚いた。
この日はもう一つ、巣を掘ったのだが、こちらは驚いたことにほとんど全てが新女王というものだった。新女王が多いのは通常10月末からである。この巣は作った場所が悪かったようで、すぐしたに石があり、ハチは大きな巣を作れなかったようだ。新女王が育つのは大きくなった巣の一番下の巣板であるので、これ以上下に巣を作れないと言うことで女王が生まれてしまったのか、この異常気象のせいなのか？
◎COP10あいち・なごや「絵画・写真コンテスト」は9月8日締め切り。ぼくも審査員です。素敵な作品待ってます。
◎免許皆伝！「昆虫王国 ラオス チョウの華麗な舞いに迫る」
NHKBShi 9月6日（月）後8:00~、再放送12日（日）前11:30~、13日(月)後0:30
◎「iPadアプリ海野和男の世界の昆虫」
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◎学研の写真月刊誌CAPAのフォトコンに生き物の部。毎月の月末消印有効
◎昆虫顔面図鑑、世界の珍虫101選
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