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海野和男のデジタル昆虫記

アルマス

アルマス
2009年07月02日

 昆虫の生態観察にはこれほどよい場所があるだろうか。いながらにして昆虫の観察や実験ができるのである。晩年のファーブルは自宅で研究と執筆にあけくれた。アルマスを手に入れなかったら、そしてまたファーブルがもっと世に認められ、学会などで忙しかったら、おそらくファーブル昆虫記は日の目を見なかったことだろう。
 アルマスの虫はファーブルが研究した虫そのものだから面白い。ショウブにつくのショウブヒトツメゾウムシなど、ファーブルが近くの川岸からとってきた昆虫も現在でも庭に住み着いている。アルマスはもともと乾燥してショウブなどあるはずもなく、ファーブルが研究のため持ってきたものがそのまま住みついたのだろうと思うと、その虫さえも神々しくおもえるのである。

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