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海野和男のデジタル昆虫記

カキカモルフォの翅をアップで

カキカモルフォの翅をアップで
2008年12月25日

今日は思いの外暖かく、氷すら張らなかった。氷の撮影の予定だったが、室内で標本のアップを数カット撮影した。
 カキカモルフォの翅をD3Xで撮影してみた。D3Xは大判の4X5判カメラと同じ縦横比が選べるのでそのサイズを選んだ。実際には左右がカットされるので、画素数は減るわけだがおよそ2000万画素のデータとなる。レンズは105mmマイクロの最短撮影距離を使用。
 下の写真はその一部を拡大したものだが、このような接写になると、4X5判フイルムでの撮影より格段にシャープだと思う(4X5判は概して接写レンズの性能があまり良くないので、接写では引き伸ばしレンズなどを用いるのだが、フイルムが大きいので拡大率が高くなり、その分性能が落ちるのだ)。感じとしては645判にズイコー80mmマクロなどの解像度の高いマクロレンズを使った時ぐらいのシャープさがあると思う。
 モルフォ蝶の翅は構造色と呼ばれ、青い色素があるのではなく、鱗粉の構造で青く光ってみえるのである。
D3X 105マイクロ


「海野和男 幻の巨大スズメガの謎に迫る〜マダガスカル島」NHK BShi
本放送 2月16日(月)夜8時から
再放送 2月24日(火)午後2時から

写真展「蝶の道」1月5日より20日まで銀座ニコンサロン、2月5日より11日まで大阪ニコンサロン。1月9日、2月5日は午後7時より写真展会場でフォトセミナー(入場無料)も開催。また同名の写真集を東京農工大学出版会より、写真展にあわせて出版。A4136ページ上製、定価は3600円(税別)の予定

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