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海野和男のデジタル昆虫記

擬態の定義(連載擬態2)

擬態の定義(連載擬態2)
2008年09月11日

擬態には、自らが信号を発する、つまり自らの存在を誇示する擬態と、なるべくそこに昆虫がいるという信号を発しない、つまり、できるだけ目立たないようにする擬態がある。
 この二つは区別される場合が多いが、ぼくは、何かをまねすることで、何らかの生存に対するベネフィットを得ると考えられすべての形態や行動の模倣を擬態と定義する。
 威嚇する昆虫、生息環境にとけ込む色や模様、強い生物に似る昆虫、死んだふりをする昆虫などを、すべてを「擬態する昆虫」と考えて良いのではないかと思う。擬態には視覚的に似せる擬態のほか、臭覚的な擬態なども知られている。

写真上はカレハバッタ(マレーシア)下はオオシマナガハナアブ(日本)

「昆虫たちの擬態」  昆虫擬態の観察日記  花になったカマキリ

◎10月12日までマダガスカル取材中のため、今月は特集昆虫の擬態を連載形式でおおくりします。マダガスカルからの更新は恐らく不可能と思われますがチャレンジはしてみますのでお楽しみに。マダガスカル昆虫記は10月以降に特集したいと思います。

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