ドロハマキチョッキリは緑色の美しい大型のチョッキリだ。ドロというのはドロノキのことだが、実際にはイタドリに多く見られる。東京の高尾山などでは藍色の型もいる。
学生時代にこのチョッキリに興味を持ち、採集や飼育をした。その時に西日本で見られる赤い紋をもつベニホシハマキチョッキリと呼ばれるチョッキリがいることを知った。それがいったいどこにいるのかと探した。南アルプスなどで見つけた紅色の紋をもつドロハマキチョッキリがそうではないかと思った。けれどそこには緑色型のものも見られるから、やはりベニホシハマキはドロハマキチョッキリの一つの型ではないかと思った。
今日は湯河原の山中で何匹かのドロハマキチョッキリに出会ったけれど、今までに見た中で最も紅色の紋がはっきりと出ていた。ほんの数匹なのでわからないが、ここでは安定してベニホシ型がでているようだ。
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◎第58回昆虫教室「地球温暖化と昆虫世界」が公開されました。
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