サイト内
ウェブ

海野和男のデジタル昆虫記

アトリエの雪(DMC-L10)

アトリエの雪(DMC-L10)
2007年12月30日

 
 昨日は雨が降り、今日は朝から小雪が舞う天気。
 パナソニックから発売されているL10を試してみた。このカメラはフォーサーズ、つまりオリンパスのE-3などと共通の規格のカメラだ。カメラの機能的にはE-510辺りのクラスになる。防塵防滴ではないけれど、フリーアングル液晶はE-3のようだ。画像比率も4:3、3:2、16:9から選べるなど、特徴のあるライブビュー機能を搭載している。 
 オリンパスと比べると、一眼レフの初心者に向いたカメラと思う。その分メニューも簡単だが、マニュアルストロボで光量の切り替えができないなどと、ぼくにとっては不便な点もある。ただそのような機能を使う人は昆虫カメラマンかスタジオカメラマンぐらいだ。かわりにライブビューでのコントラストAFとか、顔認識とかいうコンパクトデジカメで養われた技術も満載されているから、パナソニックのコンパクトから一眼レフに入門するには使いやすいのではと思う。
 レンズはライカブランドのライカDバリオ・エルマー。レンズ内手ぶれ補正搭載だ。このライカブランドというのがぼくらおじさんカメラマンには、何だかたまらなく嬉しくなるのだ。パナにはライカDバリオ・エルマリットというレンズもある。これはL1と共に出たレンズだ。ライカではもともとエルマーとエルマリットという二つの系統があり、エルマリットが高級レンズだった。ただし柔らかい描写のエルマーの方を好む人も多かった。
 とりあえず、庭に出て雪がのったツツジの枝を撮ってみた。バリオ・エルマー50mm側で撮影。もっとアップにしたいのでマウントアダプターでライカの一眼レフ用の60mmマクロエルマリットF2.8を付けて開放で撮ってみた。色的には非常に近く、パナソニックのライカレンズも十分ライカらしい味付けに成功していると思う。

関連タグ
小諸周辺
旧北区
前日
翌日

お知らせ

NEW

単行本

連載

◎過去の小諸日記

海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見

プロフィールページのアドレスへ

掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2024 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。