生家は村の上部の旧街道に面している。母屋そのものは1924年に取り壊されたというが、今でも別棟であったという小さな石造りの家が残り、ファーブル記念館になっている。この記念館は、かって村の有力者であったマリー・ガヴァルダ夫人の献身的な努力で作られたものという。内部には当時の生活を忍ぶ調度品やベッドが展示され、窓からは村の教会の尖塔が見える。庭には松の行列毛虫を観察中のファーブルの銅像が建てられ、村を見おろしている。これまたガヴァルダ夫人の努力で1924年に村で建てたものである。
◎フランス取材中のため小諸日記の更新が滞るかと思います、そこでファーブルの生まれ故郷や虫たちを前もって準備した原稿で更新することにします。写真はほとんどが20年近く前の取材時のものです。現地からのその日のレポートも時々はいるのではと思いますのでご期待ください。
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