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海野和男のデジタル昆虫記

ミヤマダイコクの糞球作りの撮影

ミヤマダイコクの糞球作りの撮影
2007年06月25日

 昨日の講演は何とか終わったが、ちょっとミスをしてマシントラブルでビデオを見せることができず、迷惑をかけてしまった。擬態のスライドをインタラクティブで行い、子どもたちは喜んでくれたようだ。けれどやはりビデオを見せられなかったのは残念だ。今後の教訓に生かしたい。
 さて、小諸のアトリエではミヤマダイコクコガネを飼育している。糞球作りのビデオ撮影が目的だ。2週間以上がむなしく過ぎた。そこで先週から暗視カメラを導入し、その様子を記録することにした。パソコンの画面からの撮影にすることで、ある程度その様子をかいま見ることができそうだ。
 ただし24時間監視システムだと、1TBのハードディスクが30時間でなくなってしまう。それをビデオに書き出すのに約5倍の時間が必要となる。150時間だ。これではいくら自動撮影しても後処理が大変だ。そこでファイルを削除しながら撮影することになる。それでも1台では全く無理で、この撮影を初めてから撮影用に3台の1TBハードディスクを購入。安くなったとはいえ1台6万円ぐらいする。でもコンピューター録画を初めてした10年前ではこんな事は考えられなかった。当時はビデオ撮影に使える速いハードディスクはたった4GBで20万円もしたのだ。だから1TBなら5千万円と言うことになる。ハードディスクの値段は10年で1/1000になったのだ。コンピューターも今までの3台体勢では自動撮影中にパソコンが使えないから、新たに撮影用に2台購入した。
 来週からフランスへ2週間ほど出かけるので、その間は撮影からぼくが抜けることになる。それでいささか焦っていたのだが、自動撮影のめどがついたので、留守中は高嶋に任せて良いところまで持ってこれた、少し気持ちが楽になった。この1ヶ月間ほとんどの時間をビデオ撮影に当ててきた。難題続きだが、一筋の光明は見えたかなと思う。


◎偕成社から「さがそう! ちがう虫」「さがそう! かくれる虫」「さがそう! まねする虫」、の3冊の絵本が発売。海野和男のさがしてムシハカセというシリーズで虫さがしをしながら分類、カムフラージュ、擬態を楽しく学ぶ本です。

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