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海野和男のデジタル昆虫記

ペルー昆虫記 カキカモルフォの一生

ペルー昆虫記 カキカモルフォの一生
2006年12月09日


 世界一美しいと言われるチョウ、カキカモルフォ Morpho rhetenor cacica の幼虫を見せてもらった。親とは似てもにつかない大きな毛虫だ。
 カキカモルフォは年2化だそうだ。6−8月と12−2月にでるのだという。今回は発生のはじめの個体に何匹かお目にかかることができた。
 飼育もはじまっていて、7月頃産まれた卵から育った幼虫が、今ちょうど蛹になっているところだ。蛹の期間も3週間以上かかる。飼育所を訪ねて、幼虫や蛹の写真を撮らせてもらった。卵から成虫まで5ヶ月もかかる。そして終令幼虫は美しい親とは比べものにならない不気味な毛虫であるところも面白い。昼間は全く動かずに木の実木にとまっている。幼虫の食草はウァバと呼ばれる植物で、甘い豆のようなさやに入った実ができる。

◎ビデオで贈る海野和男の昆虫教室。第40回「チョウを絶滅から救え」配信中。

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