ペルーでは食生活は炭水化物が主で、ぼくの子供の頃の食事に近いなと思った。お粥だけだったり米に豆、ユッカという芋にタマネギやジャガイモ。肉類をとる場合も他の南米諸国に比べるとぐっと量が減ると思った。
おまけに今回はキャンプだったので、何も入っていないインスタントラーメンだけだったりした。キャンプだから仕方がないが、町の中華料理屋でもおかず1品にご飯だけということもあった。ペルーでは米や芋が主食で、それに少しのおかずが同じ皿に盛られているといった食事が多く、中華でもそんな感じになることが多いようだ。具の少ない中華丼と考えればよいかも。
最後の日にリマに戻る途中のアンデスで食べたマスがとてもおいしかった。魚はこの時1回と、途中で自分たちで捕った川魚を食べた時だけ。
帰る頃にはおなかがとてもすくようになり、行く前の頃、食欲が極端になかったのが嘘のように健康になったのではと思う。こうした質素な生活を時々やるのは体によいかもしれないなと思うと同時に、日本人はタンパク質や脂肪のとりすぎのようにも思う。こんなに飽食していてはいけないなとも思ったのである。
さてペルーでアミドンに次いで普通のアグリアスがクラウディーナの亜種ルーゲンスだ。翅を開くと紫がかった赤が美しい種類だが、えさ場に来た後は翅を開くことはほとんどない。
アグリアスを呼ぶにはペルーでは糞尿トラップを使う。糞尿を保存して発酵させたものだ。浄化槽からくみ取ったような状態のものだ。このトラップにはメスはやってこない。メスは発酵した果実に集まる。
講演会のお知らせ
海野和男特別講演会「虫と自然の世界を撮る」が下記の日程で開催されます。東京では久しぶりの講演会です。ふるってご参加ください。写真ファン向けですが、お子さまでも楽しめるようにします。
2006年12月23日(土・祝) 開場12:00 開演13:00 浜離宮朝日小ホール(朝日新聞社 新館2階)
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