クロスズメバチの巣穴(写真上)は、イカの仕掛けから30メートルも離れていない、ごく近いところにあった。こんなに簡単に済むのは珍しい。早速、以前にハチの師匠から教えてもらった手順に従って、巣の取り出しにかかった。
今回は土が固い場所で難儀した。ようやく出てきた巣(写真下)を取り出す時にも、土の固さが災いして少し壁を壊してしまった。だが、無事に働きバチの回収も成功し、アトリエの庭で飼育を始めることができた。
ところで、今回採集した巣はちょうど握り拳くらいの大きさであった。この時期としては小さいのではないかと思う。イカを吊してもなかなかハチがつかなかったのは、コロニーの成長が遅れているためかも知れない。
◎ビデオで贈る海野和男の昆虫教室。第36回は蝶と蛾。
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