お盆の期間中は、世間は休みだ。だからぼくも時間ができる。いつもなら一生懸命写真を撮る時間になるのだが、今年はちょっと疲れ気味なので、レンズ遊びなどを少しした。たまにはよいだろう。
昨日の虫の目レンズはEOS D60にMP65mmで直接ボードレンズを拡大するという単純なものだった。この方法はもう10年近く前からやっているが、相当に暗くなり、ISO400でも1/60以上のシャッターはまず切れない。画質などから、あまりまじめには撮影してこなかった。ところが最近はアマチュアの方の虫の目熱がすごく、ぼくもちょっと感染気味なのかな。
今日の写真はビデオに使っているシステムを手直ししたものだ。オリンパスE-330を使った。撮像素子が小さいから拡大率が低くてすむ。結果、速いシャッターが切れるというわけだ。拡大レンズは思いつきで、OM用のズイコー38mmマクロという拡大専用レンズにした。ボードレンズと拡大レンズの間にボレックスについていた16mm用のレンズをリバースしてはさんだ。16mm撮影機のレンズをリバースして拡大レンズに使うのはぼくよりさらに昔のマクロカメラマンの常道だった。
ライツのミクロズマールや、フォタールといった拡大専用レンズはとても高価だったから(ライカで家一軒というのが本当だとすると、拡大専用レンズはボディー1台分ぐらいはするから、どれだけ高いものかがわかるだろう)、ウオーレンサックやコダックの16mm用レンズは重宝されたのだと思う。拡大レンズを2組使うことで、像は正像になるのがうれしい。
撮影してみたら左下がけられている。これはレンズがまっすぐについていないと言う証拠で、光軸も狂って画質も悪くなる。ということで今日も十分満足という写真は撮れなかった。上はハナアブ、下はミツバチ。もっと撮像素子の小さいコンパクトデジカメガでレンズ交換ができるものがあれば虫の目レンズはもっと簡単に、もっと画質のよいものができるのだが・・・どこもそんなカメラは出してくれないだろうから改造するしかないのかなと思う。(GRデジタルの広角マクロモードなど、そのままでも虫の目レンズに近いのだが、やはりもっと焦点距離の短いレンズが使いたい)
・募集作品テーマ: 昆虫にまつわる写真・絵画・工作等の親子での作品( 親だけ、子だけも可)
・応募方法: 郵送
※ 写真はL判以上。また、優秀作品については掲示の為、フィルムもしくはデータをお借りする場合があります。
※ 応募作品の返却は基本的にいたしません。
・締め切り: 平成18年9月5日必着
・作品送り先: 「せとうち夢虫館 親子作品展係」
〒761-2401
香川県丸亀市綾歌町岡田上2312-24
TEL:0877-57-1164 FAX:0877-57-1664
e-mail: jyouhou@bug-bug.com
・副賞: 優秀作品にはせとうち夢虫館年間パスポート及び記念品贈呈
入賞者にはせとうち夢虫館入館券贈呈
・優秀作品掲示期間: 平成18年10月1日〜10月30日
海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見
プロフィールページのアドレスへ
掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2025 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.