先日からアトリエの庭にフクロウが現れる。
7月はヨタカだったが、8月に入ってフクロウに切り替わった。
今年は、虫を呼ぶ灯りを付けっぱなしているので、虫を求めて現れたのだと思う。7月の末にはあまりの声のうるささに目覚めた。それはヨタカの声だった。
まさかベランダにとまっているとは思っていなかったので、ドアを開けたら泡を食って飛び去った。なんとヨタカがベランダにとまっていたのだ。
8月2日に高嶋君がフクロウのことを高嶋清明の音集めに書いている。最後に響いている声の主は何でしょうかと質問があるが、ぼくはヨタカだと思う。その日からヨタカの声を聞かなくなった。
その日以来、どうもフクロウが現れているらしい。昨夜は窓がラスに何かがふれる音がしたのでそっと一階に下りてみた。台所からのぞくとなんと大きなフクロウが目の前にとまっているではないか。カメラをとりに行って、戻ったときには当然のごとくフクロウの姿はなかった。フクロウのお目当てはヤママユだろうか。
絵が描けないから写真家になったのかなと思うこともある。昨夜のフクロウなどは写真より絵であらわせたら素敵だなと思った。写真でもストレートでない撮り方で何かを表現するのもあるだろう。先日講演を聴いた内藤忠行のBLUEROTUSなど素敵だ。内藤さんも子供の頃に昆虫が好きだったそうだ。
写真は何もいないベランダの手すり。
◎ビデオで贈る海野和男の昆虫教室。第36回は蝶と蛾。
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