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海野和男のデジタル昆虫記

写真集完成

写真集完成
2006年08月03日

 写真集はないんですかとよく聞かれる。ぼくの作ってきた本は写真集といえば写真集だが、写真好きの人がイメージする写真集とはちょっと違った方向のものが多いようだ。純粋に写真集といえるのは2000年に写真展をやったときに作った自費出版の「虫たちの惑星」だけかなとも思う。これは少部数作っただけなので在庫はない。
 今回出版された「デジタルカメラで撮る海野和男昆虫写真 」は写真集といえるだろうか。B5横の判型で144ページ、見開きの左ページに写真が一枚。右ページは解説だから典型的な写真集の体裁だ。「虫は人なり・・・」と糸井重里さんが帯を書いてくださった。この帯に書かれているように、今回の写真集は昆虫のポートレート集と言った感じの本となっている。
 写真は主にデジタルフォトに長く連載を続けている「自然ワンダーランド」から選ばれている。最初は連載をそのまま本にしたらと考えたのだが、小さく写真をたくさん入れるのではなく写真集の体裁がよいのではと、編集部の方が考えてくださった。そして写真の選択はぼく自身ではなく、デジタルフォト編集部に一任した。差し替え写真など一部は後から追加したが、構成も編集部の斉藤堅さんによるものだ。結果、ソフトカバーの気持ちのよい仕上がりとなっている。
 できあがった写真集を見て綺麗だなと思った。ぼくが写真選択をしたらこんなに綺麗にはならなかったと思う。気持ちの悪い虫(人によって違うが)が気持ち悪く写っている写真はない。だから虫は綺麗なものだなと思っていただけるのではないかと思う。
 写真はすべてデータ付きで、写真撮影に使用したレンズはZUIKO DIGITALが11-22、14-54、50-200、8mm、35mmマクロ。50mmマクロ。Canonが100mmマクロ、65mmマクロ、15mmFisheye。Sigmaが12-24、14mm、15mmFisheye、28mm、50mmマクロ、150mmマクロ、180mmマクロ。Nikonが17-35、10.5mmFisheye、105mmマイクロ、200mmマイクロ。Pentaxが10-17mmFisheyeZoom。ほかにコンパクト機で、GRデジタル、E-20、C-2100UZ、Dimage7i、CaplioGX8。ぼくがよく使っているカメラやレンズはほとんどすべて登場している。一眼レフデジカメもD1やD60という古参機種からD2XやE-330などの最新機種までオリンパス4機種、ニコン5機種、キャノン4機種、ペンタックス1機種と様々な機材による写真がすべて1ページで掲載されているのだ。ここまで書いてひょっとして編集部の方は機材まで考えて写真を選んだのではないだろうかと思ってしまった。
「海野和男昆虫写真」は定価は2600円(税別)。版元のSBCrアマゾンのサイト、書店などでお買い求めいただければ幸いです。


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