最近は手ぶれ防止が付いたカメラが多い。ソニーのα100はボディーの撮像素子を動かして手ぶれ補正をする。ニコンやキャノンはレンズ内の一部のレンズを動かして補正をする。どちらがよいかは条件次第だったり、機種によるだろうから一概にはいえないと思う。
苔のついた木を同じ場所から同じ焦点距離で2機種で撮ってみた。左側2枚はα100にミノルタの24-105を105mmで使ったもの。2回撮って、ぶれのすくないものを選んだ。右側の2枚はD200に105mmマイクロVR。1回撮って、効果が認められたので1回だけの撮影だ。シャッター速度はいずれも1/8だ。ここに載せた画像はピクセル等倍で一部を切り出し、それを50%似縮小したものだ。
レンズ内手ぶれ補正は、レンズによって大きくその性能は異なる。ニコンの昨年暮れ以降に発売されたこのレンズや18-200の手ぶれ補正技術はたいしたものだと思う。感触的に3〜4段速いシャッターを切る感覚だ、αの場合せいぜい2段回ぐらいかなと思う。けれどボディー内手ぶれ補正ならどんな古いレンズでも手ぶれ補正がきくわけだから、それは有利な点もたくさんある。またこれは通常の撮影だがマクロ撮影では手ぶれ補正は効くこともあるし、かえって変なぶれになることもあるので注意が必要だ。
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