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海野和男のデジタル昆虫記

恐ろしいアリ

恐ろしいアリ
2006年03月14日


 昔、ウオーレスが、マレー諸島を歩いたときの大敵はアリだった。ウオーレスは昆虫などの標本の採集人だったのだが、標本にたかるアリを撃退するのに苦労したようだ。
 今でもそれは同様で、バタフライファームでも、飼育ケースにアリが入り込まないよう、ケースの足は水を入れたタッパーなどに入れてある。
 今日も一日、チョウの羽化を狙っていたのだが、ちょっと油断したらものすごい数のアリがやってきてさなぎを襲った。
 いくつかを粉々に分解されて持ち去られてしまったが、こういったときも慌てずおこらずに写真を撮る。今回は写真はほとんど撮っていないからひさしぶりのの生態写真だ。大きさに大まかに分けて3種類ある。これが同じアリかと思うくらい大きさに差がある。一番大きなアリの大あごは大変発達していて、チョウのさなぎなど一咬みで食いちぎってしまう。大きなアリの上に小さなアリがのっているのも面白い。
 羽化を狙っていたさなぎでなかったので、よかったが、狙っているさなぎはずっと見ている訳だから、まず大丈夫。それでも羽化は一瞬で終わってしまうから、なかなか大変な撮影である。
E-330 35マクロ+EC14

◎ビデオで贈る海野和男の昆虫教室。第31回は究極の子育て。まだまだ続きます

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