十年一昔とよくいいますが、デジカメの世界では一年一昔の世界です。デジカメの先駆者?などと紹介されることもあるぼくですが、デジカメにはじめて触ったのは1998年11月ですからやっと7年たったに過ぎません。
最初にC1400XLとかいうオリンパスのデジカメに触ったときに、すごいカメラだと思いました。それは小型CCDでピントが深く、しかも記録が残るという点が気に入ったのです。
とても使いにくいカメラでしたが、悪い点には目をつぶり、良い点だけを吹聴してきました。
今もアナログだデジタルだと論争している方も多いですが、今やデジタルカメラもアナログカメもありません。デジタルカメラの画質や使い勝手がフイルムカメラと並んだ今、画像の階調などの傾向に違いはあるものの、その両者には決定的な差はないと思うのです。
単に化学的手法での記録方式が物理的にかわったに過ぎません。あるとすればEXIFデータが無意識に残り、記録としての価値がデジタルカメラが優位ということだけだと思います。
ぼくでもフイルムを入れて撮影すれば、ぼくはそれだけ撮影に力が入るというのも事実です。でも連写してフイルムの無駄ずかいをしている人を見ると、フイルムを使う資格がないななどと不遜なことを思ったりします。(そういう人がいないと、将来フイルムが無くなり困るのですが)
一枚一枚ていねいに撮る、それだけフイルムが高価である、そういった時代の写真術、これがとても素晴らしい作品を生んでいたのだと思うのです。そうおもうと、これからフイルムが高くなり、8X10か何かでていねいに撮るという世界はありかなと思います。
写真は伊豆山神社 D200 18-200VR iso800 開放 1/13
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