大寒を過ぎて一年で最も寒いこの時期、寒風吹きつけるクヌギの幹ではすでにクヌギカメムシの孵化が始まっていた。この虫の孵化の早さには毎年驚かされているような気がするが、今年は昨年より更に早く幼虫を確認することとなった。
今日の最高気温は昨日より高めになったが、それでも3度くらいまでしか上がらなかった。今日孵化した幼虫も何匹か見られる。母虫の残したゼリー状の食料に取り付いてほとんど動かず成長できるとはいえ、この最も寒い季節を選んで孵化するというのは、全く驚くべきことと思う。
2004年01月29日
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