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海野和男のデジタル昆虫記

ウメの花にアブ(使っているパソコンのこと)

ウメの花にアブ(使っているパソコンのこと)
2005年01月02日

 熱海はよく晴れたが、気温は7度ぐらいまでしか上がらなかった。
 昨日はクロヤマアリとクロナガアリを見ただけだったので、今日は梅林に行ってみることにした。
 熱海が特に暖かだということはないと思うのだが、熱海の梅林は梅がいち早く咲くことで知られる。何年か続けて正月頃にいっているが、確かに今年は梅が咲くのが早いようだ。いつもだと正月に咲いているのは数本だが、今年はすでに3分咲きぐらいの木もあり、いつも正月に咲いている紅梅の小さな木は、花がもう傷んでいる。日溜まりの梅の花にヒラタアブの仲間が2種類来ていた。
 12月31日には使っているデジタルカメラについて書いたが、今日はぼくのパソコン環境について少し紹介しよう。ぼくは、MAC派で、もう10年以上もmacを使っている。今、小諸日記を書いているのはi-bookのG3の800だ。OS9が使える最後の機種かなと思う。メモリーは640Mbだ。
 事務所でのメイン機種はPower MacG4の450デュアル。メモリーはたしか800Mb以上つんでいたと思う。アトリエではPower MacG4の1.25Gデュアル。メモリーは2GBつんでいる。
 他に事務所に事務用のPower MacG4の400とe-Mac1.25G(OSX)、アトリエではG5の1.8Gデュアル(メモリー2GB)Powerbook12inch(OSX)、高嶋用にPowerbook15inch(OSX&9)、それに機種名は忘れたが、WINDOWSでしか見れないファイルもあったりするので、デルのwindowsマシーンがある。
 何でこんなにあるのかと自分でも思うが、昔、高かった頃に無理をして高価なMACを買った時のことが忘れられないのか、安くなると旧機種を買ってしまったりする。何しろ最初のMacのころははメモリーが4Mで25000円ぐらいした。今、25000円あれば512Mを2枚買うことができる。価格は1/100以下である。本体もハードデイスクも似たようなものだ。
 以前はパソコンは2年に1回ぐらい買い換えていたのだが、考えてみると事務所でぼくのメイン機種のMacG4の450はもう4年以上使っているのだと思う。最近はRAWで撮影したりするので大きいファイルを扱う。それでやや力不足だ。1年半前に安くなったPower MacG4の1.25Gデュアルを事務所にも入れるつもりだったが、起動ボタンの扱いにくさや、あまりの大きな音になじめず、断念してしまった。
 値段が安く、音も静かなG5にすればよいと思うのだが、どうもOSXになじめないのだ(G5はOSXのみサポート)。1年前に意を決してPowerbook12inchを導入したのだが、そのマシンは1年に何回か行う自動撮影のための撮影装置(インターバルなどでパソコンに直接記録する撮影法)に化してしまった。アトリエのG51.8Gデュアルはビデオのレンダリングや、ファイリングなど時間のかかる作業用に使うほか、USB2.0を介して、CFの撮影データを取り込む装置になっている。
 何とも無駄なと思われるかもしれないが、いろんな機械があるのは便利なこともある。例えばぼくはビューアーとしてNIkon VIEWの1を使っている。D1時代のものだ。これを機能拡張をはずして使うと実に快適なブラウズができる。その場で加工するわけでもなく、ただプレビューや、フォトショップにドラッグして画像を開く。ともかく速く開いてストレスがないのだ。残念ながらOSXではクラシック環境でも動かない。
 困ったのはD70でRAWとJPG同時期録すると、表示ができなくなり、ソフトの終了さえままならない。ところが取り込むときにOSXで外付けハードディスクに取り込みOS9のマシーンでNIkon VIEW1で開けばちゃんと動くから面白い。
 またごく稀にではあるがCFのデータが読み出せないことがあるが、この場合も焦らずにOSXがだめならOS9、それでもだめならWINDOWSマシーンとやってみると、データが読めることもある。ぼくの扱いが悪いのかもしれないが、デジタルカメラの場合、記録メデイァが読めないと言うことはたまにはある。ぼくが長く使った最近のカメラでほとんどトラブルがなかったのはE-1だけだ。といっても1度だけ1枚だけRAWファイルだけが壊れたことがあったのだが、これも原因は不明だった。絶対に壊れるのはいやだという人の場合、WINDOWSマシーンならレスキューソフトがあるようだ。トラブルの場合、たいがいはデータを読み出すための部分がなくなってしまうだけで、本体のデータそのものは残っている場合が多いのでフォーマットさえしなければ多くの場合、救うことができるようだ。
 さてOS9に固執しているぼくだが、OS9が好きな理由は、デスクトップがまるで机のような感覚で使えることだ。ぼくの場合本当の机の上も、他の人が見たらどこに何がおいてあるのかわからないほど散らかっているのだが、パソコンのデスクトップも全く同じようになっている。それでも無限に作れるフォルダーが引き出しだと思えばよく、そこからデスクにファイルを出し、またフォルダーにしまったりする。これが実に実際の机で作業しているようで、感覚的にぼくにあっている。
 OSXになると見た目は似ているのだが、デスクトップに引き出し(フォルダー)から書類を出すと勝手にコピーをしてしまったり、ソフトも基本的にツリー構造から選んで開くというWINDOWS的な作りであることもなじめない。そしてあまり散らかすことを奨励しないようなデスクトップの作りが一番なじめないのかもしれない。僕にとってOS9で困るのはUSB2に対応していないぐらいである。
 そうはいってもRAWの現像ソフトですらキヤノンの最新ソフトはOS9に対応していない。最新のオリンパススタジオ1.2はOS9で快適に動くので一安心したところだが、だんだん不便になってくるのはデジカメを使っている以上、確かである。今年はやむをえず、OSXへの移行をしなければならないのかと思うと少し悲しい。

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