昨日の雪はもうほとんどとけてしまったが、雪の上を歩くクモガタガガンボのことを思い出し、探してみた。しかし、やはり残り少ない雪の上では、見つかる確率はかなり低い。結局、一匹も見つからなかった。
代わりに、たくさん見つかったのが、このアカマツの種だった。アカマツの種は、晩秋から冬にかけて、松かさの隙間からこぼれ落ちてくる。カエデの種と同じく、翼を持ち、くるくる回りながら落ちてくる。風に乗れば、かなり遠くまで運ばれることになる。カエデと違ってアカマツの種は翼から離れやすく、雪の上には翼のみが落ちているものも多かった。
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