雨の中、ふと頭上を見上げたところで面白い虫を見つけた。穴だらけの葉裏にとまる1cmに満たない赤い虫。ルイスアシナガオトシブミである。少し離れた所にもう一匹見える。この葉の穴はルイスアシナガオトシブミの食痕に間違いないだろう。今は越冬前に葉をたくさん食べているところだろうか。もっとアップで撮ろうと枝をたぐり寄せようとしたところ、残念なことに、震動に驚いて2匹とも下に落ちてしまった。
ルイスアシナガオトシブミは初夏、ケヤキの葉を巻くのをよく見る。しかし、気がつくと穴のあいたこの葉はケヤキではなかった。幹がまるで違っている。ハルニレのようであった。
下の写真について食痕から何か染み出して見えるが、これは葉表の雨が染みこんできているためだ。
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