トックリバチが泥をくわえてやぶに入っていくのが見えた。そうっと覗いてみると、作り始めの巣に泥をのばしているところだった。時間のかかる撮影になるが滅多に無いこと。三脚を立てて撮影の準備を始めた。
最初の1枚目から撮影時間を記すと、14:44〜16:12〜16:40〜16:43。デジカメ画像のExif情報はこうしたデータ記録に非常に便利だ。産卵後は念のためしばらく待ってみたが、メスは戻ってくることはなかった。明日以降に獲物を運び入れることになるが、昨年夏の経験から考えると、かなり難しいことになるだろう。
ところでこの巣は実に面白い場所に作られている。草の間に作られたクサグモの巣にほとんどくっつくような場所なのだ。ハチは時々糸に脚を取られてバタバタしていた。こんな場所に巣を作るのは、外敵の接近を防ぐためとか、何か理由があるのだろうか。面白いもので、クサグモはハチの存在に気づいているはずなのに、全く近づこうとしなかった。
◎8月はじめ岐阜県飛騨市で中高生対象のセミナー「夢のたまご塾 飛騨アカデミー」が開催されます。4日間の日程の二日目、海野はデジカメでのフィールドワークの講師を努めます。
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