オオカバマダラの越冬地の一つエル・ロサリオに最も近い町、アンガンゲオはオオカバマダラの看板だらけ。
11月末から3月末の4ヶ月間、オオカバマダラの越冬地は観光客で賑わう。エル・ロサリオの保護区は土日ともなれば、何千人もの観光客で賑わっているようだ。虫を見に来れ程の人が集まる場所は世界中を探してもないだろう。
7年前に行ったときも観光客が結構いて、びっくりしたが、今では重要な観光産業になっているのだろう。
オオカバマダラの越冬地は他にも数カ所あるが、エル・ロサリオが最も個体数が多いこと、アクセスがよいことで、一番人気である。
他の越冬地ではシーズンを通して2000人以下というところもある。どの越冬地でも、一番チョウの多い場所は立入禁止だから、撮影許可証があっても昔と比べたら、ずいぶんとやりにくくなっている。
幸いなのは、保護区になったおかげで30年前と山の様子があまり変わっていないことだ。それでも晩秋にチョウが渡って来て、最初に羽を休める場所などで盗伐が行われているようで少し心配だ。
明日は越冬地での最終取材。
FZ10
◎本日7日20:00〜TBSどうぶつ奇想天外<
特集は昨年10月取材のボルネオです。グヌン・ムル国立公園の鍾乳洞のコウモリが登場します。詳しくはバックナンバーを見て下さい。現在、同じくどうぶつ奇想天外の取材をメキシコで行っています
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