ベランダに置いたままのタケニグサの枯れ枝を思い出した。ドロバチの巣作りを撮影できたらと取ってきて、そのまま何もしないでいたのだ。タケニグサの茎は中が空洞で、虫が潜り込みやすくなっている。きっと何か中で越冬しているに違いない。
5本ほど束にしていたタケニグサの茎を調べていくと、一本からキボシアシナガバチが見つかった。秋に交尾したメスである。春になれば一匹で巣作りを始め、やがて大きな巣となる基礎をつくる。アシナガバチやスズメバチの仲間はみな、そうしたメスが冬を越している。
真っ二つに割れた茎をまた合わせ輪ゴムでとめると、だいたいもとの状態に戻すことができた。
EOS10D 100ミリマクロ
以前の小諸日記より
2001年4月19日
◎「海野和男とクラシックカメラ」
2001年から2002年にかけて最も力を注いだ本です。クラカメで撮影した小諸の自然や昆虫の写真集。クラカメ図鑑としても使えます(こちらは野外でデジカメで撮影)。写真はデジカメも含め全てデータ付き。ホームページで直販することにしました。
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