今日のクラシックレンズはライツのエルマリット(単鏡筒)90mmF2.8。ビゾフレックスというM型ライカを一眼レフにする装置と共に購入したもので、元々ヘリコイドは付いていなかったものだ。1960年頃の製造。このレンズもちろんライカの90mm用のヘリコイドをつければM型ライカで無限遠から撮影できる。
今年はクジャクチョウの発生が遅かったが、おかげでまだまだ新鮮なものがいる。気温が低かったので花の蜜を吸っては、地面におりて日向ぼっこをしていた。
自作のM42アダプター、M42-M39アダプター(ペンタックス製)、バルナック用の戦前のエルマー90mm用の鏡筒をつけて撮影してみた。このレンズは元々接写でもかりっとした描写をするレンズである。エルマーがポートレート向きだとすると、エルマリットは風景やマクロに向くと思う。
結果はズイコーデジタル50mmマクロには及ばないけれど、そこそこしっかりした描写であった。邪道ではあるが、こんな楽しみもデジタルカメラにはあるのであった。こうした単鏡筒レンズなら、E-1は勿論、フランジの長いEOSやnikonなどのデジタル一眼レフでも無限は出せるはずだ。
E-1 エルマリット(単鏡筒)90mmF2.8 F5.6 AE
フイルムでの作品は「海野和男とクラシックカメラ」にあります
◎「海野和男とクラシックカメラ」
2001年から2002年にかけて最も力を注いだ本です。クラカメで撮影した小諸の自然や昆虫の写真集(小諸日記のクラカメ版)で、自信作です。ハードカバー208頁A4の大型本で、見かけも立派です。クラカメ図鑑としても使えます(こちらはDimage7とE-20などのデジカメで撮影)。写真はデジカメも含め全てデータ付きです。本屋さんでは入手が難しそうなのでホームページで直販することにしました。
こちらをご覧下さい。お買い求め頂ければ嬉しいです。
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