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海野和男のデジタル昆虫記

流れ(シャッター速度による表現の違い)

流れ(シャッター速度による表現の違い)
2003年04月12日

北陸まで撮影に来たのだが、雨に降られた。虫はあきらめて作例用の写真を少し撮影した。小さな流れでシャッター速度を変えていろいろ撮影してみた。
 最近の風景写真では流れはスローシャッターを切るのが定番だ。佐々木崑さんが、こんな風に見えないのに何でスローシャッターだと嘆いておられた。水は昔は高速シャッターで撮るのが相場だったのかもしれない。
 ぼくが思うにはスローシャッターも、高速シャッターも撮影者がどう写したいか何を伝えたいかで選ぶべきであって、定番はないと思う。基本的には目で見たとおりに写したいというのが、ぼくの基本である。そこでシャッター速度を変えて遊んでみた。
 左上が1/250、右上1/60、左下1/30、右下1/4である。いろいろ撮影してみるとスローシャッターでの流れ具合は水の流れの強さによって異なるが、どの撮影でも1/60がぼくの見た流れに近い気がした。人間の感じる瞬間というのは1/60ぐらいなのではとも思う。実際ビデオなどの一齣のシャッター速度は1/60である。

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