先日ウクライナから購入したKiev IIaが届いた。現在でも優秀なレンズを製作しているウクライナのキエフにあるArsenal plantの1956年の製造のものだ。東ドイツを占領下に置いたソ連はツアイスイコン社の技術者や機械、製造途中のカメラなどを持ち帰り、そのコピーを作ったのだといわれている。キエフは様々な型が80年代まで作られた。Kiev IIaのモデルとなったContax II は1936年の製作であるから、戦前のドイツのカメラ技術はすごかったのだと今さら思う。
1940年代の後半のものはコピーというよりコンタックスそのものであるともいわれる。1950年代のKiev IIは銘板がKИеBとキリル文字のみのの表示であるが、IIaは残念ながらそれ以後のキエフ同様の表記である。このカメラの最高速は1/1250、1950年代のカメラでは極めて早いシャッタースピードだ。シャッターは金属膜の鎧戸のようなタイプだ。レンズはジュピーター8Mでコンタックスのゾナーのコピーである(初期のものは3kという表示であるがレンズ構成は同じ)。ジュピーター8Mはその後ライカマウント、M42マウントなどが長く作られた。ロシアのカメラは第二次大戦の結果によって大きく進化したことになる。
今日は獅子座流星群早速このカメラでも撮影しようかと準備中だが今のところ雲が多い。
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