2025/03/06 15:00 ウェザーニュース
週末8日(土)、9日(日)は日本付近は広く高気圧に覆われるものの、この高気圧の勢力はそれほど強くなく、気圧の谷にあたる地域では雲が発生しやすくなります。日本海側を中心に日差しが届くものの、西日本太平洋側や東海地方では雲が広がりやすくなります。
また、関東付近の沖合では低気圧が発生する見込みで雨が降りやすく、関東甲信の山沿いでは雪となる可能性があります。関東平野部でも一時的に雪となることも考えられるため、お出かけを予定されている方は最新の情報を確認し、急な雨や雪に備えてください。
週明け10日(月)は西から前線が接近し、九州では雨が降り出します。
来週中頃は前線が本州南岸にまで伸び、西日本から東日本は雨、東北では雨や雪となる予想です。気温が高いため、雪になるのは山沿いに限られる見通しです。積雪が残っている所では落雪、山沿いでは雪崩にもご注意ください。
前線上に低気圧が発生する予想のため、本州太平洋側を中心に雨風が強まる時間帯もありそうです。
週末までは上空の寒気の影響を受け、気温があまり上がらず寒い日が続きます。9日(日)頃までは平年並みか平年を下回る気温となる地域が多いため、暖かい服装でお過ごしください。
来週になると寒気が北へ後退し、代わって南から暖かい空気が流れ込むため、10日(月)以降は全国的に平年を上回る暖かさとなる見込みです。春らしい陽気となり、3月下旬に予想されている桜の開花に向けてつぼみの生長も進みそうです。
一方、気温の上昇に伴い花粉の飛散量も増える予想です。花粉症の症状が悪化しやすくなるため、マスクやメガネの着用、室内の換気方法の工夫など、しっかりと対策を行ってください。