調布市民西調布体育館(調布市上石原2)で現在、新選組局長近藤勇のマンホールカードを配布している。(調布経済新聞)
調布市は2024年、「近藤勇」の生誕190周年を記念する「デザインマンホールふた」をふるさと納税型クラウドファンディングにより設置。下水道への関心を深めてもらうことなどを目的に、今年4月に同カードを発行した。
近藤勇のマンホールふたは、中央に配置された新選組の誠忠を象徴する「誠」の文字に、赤、白、黒のシンプルなカラーリングを施し、誠実で正義感が強く、仲間思いの熱血漢だったという近藤勇を表現。ゆかりの地である上石原地区の京王線「西調布駅」北口から甲州街道にかけて設置している。
同市では「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターやラグビーワールドカップ開催を記念したデザイン、武者小路実篤のマンホールふたを設置し、観光につなげる取り組みを進めている。マンホールカードは、「ゲゲゲの鬼太郎マンホールカード」に続き2種目となる。
同カードは1人1枚配布。スマホで簡単なアンケートに答え、回答完了画面を見せるともらえる。初回配布分は1万枚で、5月11日現在、残り約5400枚となっている。
同市環境部下水道課の井口栄治さんは「マンホールカードは全国的に人気のコレクションアイテムで、既に市内外の多くの方にお配りしている。配布場所である西調布体育館から少し足を延ばせば、カードと同デザインのマンホールふたを実際に見ることもできる。ぜひ多くの方にマンホールカードを手に取っていただき、調布市の魅力を感じていただけたら」と話す。