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「もったいない」Vol.2 フードマイレージ

  • 2006年1月15日

エネルギー、環境、安全面からも、地場の食材を見直そう

 輸送距離が長くなり、流通が複雑化すると、トレーサビリティが不十分になり、流通経路や生産 情報が消費者へ届きにくくなるという側面もあります。
 食品の安全性の面からも、作った人の顔が見え、新鮮でおいしくて環境にやさしく、エネルギーの 無駄づかいのない地産地消の食べ物の価値を改めて見直していきたいものです。

 

こうして実践! フードマイレージを減らすコツ POINT4

1.原産地表示をチェック 国産の食品を選ぶ

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 スーパーなど食料品店で食品を買うときは、できる だけ国産を買いましょう。食品には原産地表示がつけ られているので、表示をチェック! 野菜などで表示 がない場合には店員さんに確認しましょう。
 みんなが国産の食品を食べることで、国内の食料生 産量が増えて自給率が上がれば、遠くの外国から食料 を運ぶ必要がなくなります。また、国産を選ぶことは、 日本の農地を増やし、農業で働く人を増やすことにも つながります。

2.地場野菜コーナーや直売所で 安く、新鮮な食べ物をGET!

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 野菜や果物、魚などの食品は、なんといっても新鮮 なものが一番。新鮮さは味の決め手となるだけでなく、 栄養にもかかわります。新鮮な食材を手に入れるには 輸送距離、時間が短くてすむ地場食材を選ぶことです。
 最近ではスーパーでも地場野菜コーナーができ、地 域の農家が生産した朝採り野菜が農家の名前入りで並 ぶようになりました。また、郊外では、あちこちに農 家の野菜直売所があります。同じ地域の農家ならいつ でも顔の見える関係ができ、安心できて、しかも新鮮 で安い。積極的に地場野菜コーナー、直売所を活用し ましょう。

3.ベランダや庭にスペースを見つけて、少しでも自分野菜、ハーブで作ろう

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 最もフードマイレージを小さくする方法は自分で食 べ物を作ること。もちろん、牛や豚を飼ったりはなか なかできませんが、ベランダや庭先で野菜やハーブを 作ることなら、そう大変ではありません。
 小さめのプランターならペパーミントなどのハーブ が。大きめのプランターなら大葉やエンドウなどもラ クラクつくれます。さらにスペースがあればトマトや キュウリも栽培できます。ほんの少しでも、自分で作っ た野菜が食卓に載ると、気持ちも豊かになります。子 どもたちと一緒につくれば、もう最高の食育&環境教育です。

4.旅行では、地場の野菜、魚を 地元の料理で楽しむ
 せっかくの旅行に、ホテルでありきたりの食事では面白くありません。一般のホテルや旅館では、 市場から安い食材を仕入れることが多く、必ずしもその地域で採れた食材を使っているとは限りま せん。
 事前に確認して、地場の食材を使った地域の料理を頼んだり、食べられるところを教えてもらって、 その土地の食文化を楽しんでみませんか。そうすれば、長野で北海道の野菜で作った料理を食べる などということもなくなります。「その土地のものを食べる」。これがフードマイレージを小さくす る方法の基本で、スローフード、地産地消の考え方でもあります。

 

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