こんにちは。家事コツ研究員のFumiです。夏に旬を迎える梨。「皮は食べられます!」とは聞くものの、やっぱり皮なしで食べるほうが、わが家では断然人気です。今年も、くるくるくる~と梨の皮を剥いているのですが、この皮、何かに使えないものでしょうか。掃除にはどう?料理には使える?などと、しつこく調べてみました!
梨は皮ごと食べられます。でも、皮を剥いちゃった場合、皮だけを食べるのはあまり楽しくないような…。そこで、料理の具材にする活用方法を試してみました。冷凍ストックもOKですよ。
生でサラダなどに使うと、梨のシャキシャキ感や甘みを味わえます。試しに、JAグループ紹介レシピのサラダを作ってみましたが、息子に予想以上に大ウケだったのです。
作り方は、千切りにした梨の皮とキャベツ、オリーブオイル、クレイジーソルトを合わせるだけ。甘くてしょっぱい、新感覚の味わいです。これ、おすすめですヨ。
皮を冷凍ストックにする場合、せん切りなどにしておくと便利。私は冷凍後、炊き込みご飯の具にしてみました。炊き上がると、梨の皮は「山菜?海藻?何これ?」といった風貌になり…。
味も、梨感はほとんどなくてがっかり。しかし、息子には「捨てる皮を使えたのがすごいね」とのまさかの励ましコメントがもらえました。ありがとう、息子~!(泣)
梨の皮はくせが少なく、料理の味を邪魔しないのが魅力。炊き込みご飯は△でしたが、スープやきんぴら、かき揚げなどにするとおいしいという噂も。家族の感想も楽しいので、今後もいろいろ試してみたいです~。
梨はタンパク質分解酵素を含むのだとか。それなら、「調理前のお肉に、皮をペタンと貼り付けておいたらどう?」と考えました。
でも、この酵素の力でお肉を柔らかくするには、梨をすりおろした状態で使うのが肝心のようです。
そこで、すりおろした皮を肉の下味に使用。
例えば、消費者庁が紹介している焼肉の漬けダレレシピでは、すりおろした梨の皮(約50g。約1個分の皮)に醤油、ニンニク、ショウガなどを混ぜます。これなら調味もできて一石二鳥。
この漬けだれに牛肉、豚肉を1時間ほど漬け、焼いてみました。漬けダレを使わず焼いたものと食べ比べると、明らかに食感が柔らか! 酵素の力、効いていそうですね。
残った梨の中身は、冷やして食後のデザートに。表面が荒れるのが心配でしたが、思ったよりガサガサ感は穏やか。家族に出したら、まったく気がつかず、いつも通りにたいらげてくれました♪
最後に試したのは、お掃除への活用方法。「レモン、リンゴ、ミカンなど果物の皮でシンク磨きができる」とは、よく聞きますよね。
その理由はそうした果物に「クエン酸」「リンゴ酸」「リモネン」などが含まれているから、なのだとか。
では、梨はどうなのでしょう。梨の成分を調べてみると、クエン酸やリンゴ酸がどうやら含まれている様子!
おおおーっ! ただし、厚生労働省の食品成分表には含有量が表示されないため、量は不明です。
実際、掃除に役立つのか実験してみました。
比較用に3種類の皮を用意。赤テープで3つに区切ったシンクのうち、左側をレモン、真ん中を梨、右側をリンゴの各皮で磨きます。上写真はbefore。
上写真がafterです。差はあまりなく、どれもそこそこキレイになりました。ということは、梨の皮でも掃除に多少は役立つといえるのかも?!
もし皮を捨てるなら、シンクをサッと磨いてからゴミ箱へ入れてもよさそうですね!
梨は、わが家の子どもたちも大、大、大好物。なので、今回料理の具として活用してみたときも、一緒にワクワクしながら味わってくれました。
「皮を使うの?!」という驚きもあったようで、ちょっとした食育にもなったかも。
梨は皮付きで食べられるけど、やっぱり皮は剥いて食べたいな~、というとき。料理や掃除に、剥いた梨の皮をいろいろと活用してみるのはオススメです♪
写真・文/北浦芙三子 ※暮らしニスタの人気記事を再編集して配信しています。