100均グッズは”お手頃感”がうれしいところ。ですが、実際に試してみると、使い勝手が微妙だったアイテムもいくつかありました。今回は、買って後悔した100均の「キッチングッズ」を紹介します。
見た目が無印良品の「シリコーン調理スプーン」に似ている、「ターナースプーン」。1本110円という激安価格につられて購入しましたが、使い勝手はいまいちでした。
持ち手はステンレスなので、全シリコンで作られている商品よりも作りが弱いです。炒め物を作っていると、スプーンがぐにゃっとしなります…。
軽くて薄いので扱いやすさはピカイチなのですが、肝心の”ターナー(フライ返し)”が使いづらいという欠点もありました。ターナーがもう少し平らだと、返しやすいのですが…。
見た目は似ていても、無印良品の大ヒット商品「シリコーン調理スプーン」と比べると、やっぱり使い勝手は雲泥の差。ちょぴりお高くても、使いやすい方がストレスなくていいですね。
1本で、しゃもじ・炒める・切る・つぶす・測る、5通りの使い方ができる、「多機能しゃもじ」。ごはんが付きにくい「エンボス加工」も施されており、一見優秀に見えるグッズです。しかし、実際に使ってみたところ、いくつか難点がありました。
致命的だったのが、ごはんがしゃもじにへばりつくこと!炊き立てのごはんをよそうのに使ったら、見事にくっつきました(泣)
作りも弱いため、ターナースプーンと同じく、ぐにゃりと曲がります。チャーハンやチキンライスを作った時は、いまにも折れそうでハラハラしました。
極めつけは、このデコボコ!マッシャーとして使うための凹凸なのですが、これがめちゃくちゃ洗いにくいんです。デコボコに汚れがくっつき、ごしごし洗ってもはなかなか落ちません…。
「1本5役」は魅力的な商品でしたが、耐久性と使い勝手は決して良いとは言えないグッズでした。
100均の刃物グッズは、筆者の経験上、あたりとはずれに分かれやすいです。「ピーラー」は、使い始めは良かったものの、使っていくうちに切れ味が悪くなります。
とくに、皮が硬い根菜類に使うと、ピーラーの刃とともに野菜までガタガタになりました…。今は、ステンレス製のピーラーに買い替えています。
100均のキッチングッズは、1つ110円とプチプラなだけに、使い勝手や機能性は弱いものもあります。キャンプなど使い捨てで使う場合は、100均のキッチングッズで十分ですが、家で使う場合は「長く使えること」も重要なポイント。
頻繁に買い替えることがないキッチングッズは、少し良いものを選ぶのも良いかもしれませんね。
文/三木 ちな