ICAだけに限らずその他のスーパーにも言えることですが、環境にやさしいというコンセプトが最近はもうすでにはしりのものではなく、普通になってきた感じがします。
今回お知らせした野菜や果物のばら売りなどは、環境のためにあえて始めた活動ではなく、もともとあったシステムが現在の「環境にやさしい」「無駄のない」スタイルにぴったり一致しただけとも言えます。
また缶やペットボトルを戻せばお金が返ってくるデポジットシステムも、取られたものは取り返したいのが人の心情。その人の心理を上手く利用したこのシステムは、環境を考えなくてはならない今に作られたものではなく、もう何年も前から存在しているシステムであって、エコ活動を自然に生活システムに組み込むという点は注目すべきことだと思います。
ある一つの理想を掲げ国民が一丸となって進んでいるというより、人々は知らぬ間に、でも結果的にはエコな活動をしているというのが私の感想。何事にも熱くなりすぎずあまりがんばり過ぎないスウェーデン人にぴったりなエコ活動だと思うのは私だけでしょうか。