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静岡・袋井で風鈴&スイーツをめぐる旅「 遠州三山 風鈴まつり 2024」~夏の音色と涼やかな癒やしを求めて♪~

  • 2024年6月15日
  • ことりっぷ


静岡県の西部。袋井市にある3つのお寺「油山寺」「可睡斎」「法多山 尊永寺」では、2024年5月25日(土)~9月1日(日)にかけて「 遠州三山 風鈴まつり」を開催中。各お寺には、さまざまな表情の風鈴が飾られ、澄んだ音色とともに涼を届けてくれます。
イベント期間中は、限定スイーツや限定御朱印も登場。夏の思い出づくりに、風鈴をめぐるすてきな旅をしてみませんか?
東名高速「袋井IC」から、車で約15分。遠州三山のひとつに数えられる「油山寺(ゆさんじ)」は、行基大徳によって、約1300年前に開山された古寺。昔から「目の霊山」として信仰を集め、“目の健康”を願う参拝客が県外からも訪れます。
山門をくぐれば、いきいきと生い茂る青もみじのトンネルがお出迎え。参道沿いにはガラスの風鈴が並び、風が吹くたび「チリンチリン……」と心地よい夏の音を響かせます。
この風鈴は、会津の職人さんが手作りで仕上げた「喜多方蒔絵風鈴」。一つ一つに個性があり、手吹きガラスならではのやさしい温もりを感じさせてくれます。
風鈴の音色をたどっていくと、礼拝門へと続く、長い階段が目に入ります。両サイドから伸びる青もみじに癒やされながら、一歩一歩前へ。
礼拝門をくぐると、中央にお庭がある本坊に到着。イベント期間中、中庭には、すだれの下に南部鉄器で出来た風鈴の小道が作られ、その下を歩くことができます。
南部風鈴は、「リーン」という高く澄んだ音色が特徴。ガラスの風鈴とはまた違う、透き通るような音色に、しっとり心が穏やかになります。
さらに、風鈴まつり限定で、切り絵のご朱印をいただけます。イラストは、ご住職が考えたオリジナル。空にかざしたり、風鈴を背景にしたり。好きな場所でかざしてみてはいかがでしょうか?
続いてのお寺は、「油山寺」から車で約10分の場所にある「可睡斎(かすいさい)」。こちらは、1401年に創建された歴史ある曹洞宗の名刹。日本最大級の大ひな壇や全国から修行僧が集まる修行道場の場、徳川家康公ゆかりのお寺としても知られています。
山門をくぐったとたん目にする、たくさんの風鈴に「わぁ~、すごい!」と思わず声を上げてしまうほど。この風鈴は、江戸時代から続く「江戸風鈴」。風が吹くたび、約2000個もの風鈴が、元気いっぱい粋な音を響かせます。
可睡斎の見どころは他にも。受付で拝観料(700円)を払うと、日本庭園に飾られた、富士山モチーフの約1000個の風鈴を見ることができます。大書院や廊下にも、風鈴のオブジェが飾られているので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
可睡斎の風鈴まつり限定御朱印は、さわやかなブルーの風鈴の印がアクセント。可睡斎にまつられている「三尺坊」の文字がよく映えます。
3つ目のお寺は、2025年に設立1300年を迎える「法多山 尊永寺」。こちらは、厄除観音で知られる、高野山真言宗の別格本山。「はったさん」と呼ばれ、地元の人々に広く親しまれています。
広い境内には、聞いて、見て、楽しめるようなフォトジェニックな仕掛けがたくさん。あじさい広場では、5月下旬から6月末まで、紫陽花によく合う淡い色の傘がずらっと並ぶ撮影スポットが登場。だんご茶屋にはアンブレラ・スカイも設けられ、季節感たっぷりの写真を撮ることができます。
遠くに響く風鈴の音色に耳を傾け、森の緑に癒やされ、流れる雲を追いかけ、てくてく……。237段続く階段を登り、ご本堂へ向かいます。
やがて、本堂前の広場に到着。開けた場所にくると、まず風鈴と花手水を一度で楽しめるスポットが目に飛び込んできます。
色鮮やかな花が浮かぶ花手水は、“参拝客に癒やしを提供したい”と、季節によって花の種類を変えているのだとか。心華やぐ花手水と合わせて、透明な風鈴の中にもお花が入った「花風鈴」も飾られています。
もともと旧本堂だった「諸尊堂 北谷寺」には、明るいビタミンカラーの風鈴を数珠つなぎにした、キュートなフォトスポットも。音は鳴りませんが、キャンディみたいでかわいい♪ 角度を変えて、たくさん写真を撮りたくなります。
本堂の回廊には、ご祈祷を終えた「願かけ風鈴」が飾られ、涼しげな音色を奏でます。みんなの願いをのせ、響く風鈴の音色は、涼とともにハッピーな運気も運んでくれそう!
さらに、7月1日からは、本堂脇の「東翼殿」にて、ライトアップされた風鈴も登場します。薄暗い室内で、虹色に煌めくクリスタルの風鈴は、とっても幻想的。美しく個性的な演出に、わくわくが止まりません。
風鈴まつりでは、三山の御朱印を集めると、記念品として水引バンドをいただけます。きれいな空色の水引バンドは、御朱印帳を持ち歩くのに便利。すてきなデザインで、御朱印を集めていない人も、これを機に集めたくなります。
参拝後のご褒美に、夏季限定スイーツを召し上がれ。7月と8月の夏季限定で、境内のだんご茶屋では、名物厄除だんごを使った「厄除氷」(600円)を楽しむことができます。
厄除だんごは、5本のだんごが一つにつながっており、好きな分だけ分けて食べられるユニークなお団子。そのおいしさにも定評があり、根強いファンが多い人気の逸品です。
気になるお味は、なめらかなつぶし餡と柔らかいお餅の組み合わせが絶妙。袋井市産のお抹茶シロップをたっぷりかけたかき氷との相性も抜群です。ふんわり、ひんやり、もっちり。暑い夏にぴったりな、和の涼味を味わって。

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